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煙道

消防訓練において、煙道を使っての事故が一番多いように思います。
隊員さんが小指を骨折したり突き指であったり、脱臼だったりいろんな事故が数多く起こっているのではないでしょうか。
当初、原因は過酷な訓練が要因であると当社は考えておりました。
しかし事故原因を精査してみると、原因は訓練ではなく煙道の施工精度だったり製作制度に依ることが解りました。
内部に貼っている合板の施工精度が極端に悪いことが数多く見受けられました。
一般に合板(12mm)の許容寸法 厚み+0.8〜-0.8では約2mmの段差が出てしまいます。
底面に貼る合板の突合せでは、全く精度が出ません。
隊員さんの訓練でのスピードを勘案すると、これでは事故が起きてもおかしくありません。
又、合板を側面や天井面に貼りつけるにしても、ピッチを測って正確に確実に止め付けないと反ってきます。
当然合板を止める外部の鉄枠にも、精度が求められます。
煙道図面として、今でも頻繁にL型50×50のアングルにての製作図が数多く出回っていますが、当社も何度かL型アングルにて製作してきましたがどうにも強度や精度が出ません。
そこで当社は、100×50の角パイプにての製作に切り替えて製作しております。外部鋼板は1.6mmのメッキ鋼板に錆止めを外部内部共施して塗装しております。


水平制度は当然の事、ジョイント及びコーナー部も完璧だと思える仕上りとなっています。
又、工場においては、このほど完全屋外対応製品としての防水型煙道も試作完成しました。この事により、納入設置から一年もしない煙道の側面からや屋根部分からの雨の侵入に依る、合板の脹らみ・はがれ・シミ・腐りが防止できると考えます。
煙道は一度製作設置してしまうとなかなか取り替える事は出来ないですが後々にまで引き継ぐ事が出来るしっかりしたものを御採用いただければと思います。
又、当社は消防隊員さんの訓練中の事故を防ぐことが一番大事だと考えております。安全第一なのです。
その為にも、確実な施工精度が必要と考えます。 全国の消防署様、設計事務所様、是非ともご検討下さいます様お願い申し上げます。


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